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写真:自由度の高い家づくり~木造軸組工法と枠組壁工法~

スタッフブログ2024.08.16

自由度の高い家づくり~木造軸組工法と枠組壁工法~

by 見角

こんにちは、道北振興の見角です。

前回、“自由度の高い家づくり”について注文住宅と規格住宅の違い、フルオーダーとセミオーダーの違いについて説明させていただきました。
→自由度の高い家づくり~フルオーダーとセミオーダー~(https://www.d-shinkou.co.jp/blog/staff/entry-114.html

しかし、家づくりの自由度の違いはこれだけではありません。
構造によっても自由度が変わってくるということを、ぜひ覚えておいてください。

住宅の構造にもいろいろありますが、もっとも一般的なのは木造住宅ではないでしょうか。
そんな木造住宅にも、木造軸組工法と枠組壁工法の2種類があります。
柱や梁で建物を支える木造軸組工法は、壁や床・天井など面全体で建物を支える枠組み壁工法に比べて、間取りやデザインなど柔軟に対応しやすいのが特徴です。


面で建物を支えるとなると、どうしても部屋の広さや壁の位置、窓のレイアウトなどに制限が出てしまいますからね。

また、将来的にライフスタイルが変わってリノベーションしようと考えたときにも、工法によってリノベーションのしやすさは変わってきます。
たとえば、二室間の壁を取り払って部屋を広く使おうと思っても、枠組壁工法の場合は構造上、壁を取るのが難しい場合も。
枠組壁工法に限らず、プレハブ工法や軽量鉄骨造の建物も木造軸組工法に比べてリノベーションが難しい傾向にあります。

今は、家を建てて30~40年で壊し、建て替えるという時代ではありません。
建物が古くなったり、ライフスタイルが変わったりしたときには、住みやすくなるよう手を加えながら、ひとつの家を長く住み継いでいく時代です。
そう考えると、建物のデザインや性能と同じように、“家の自由度の高さ”というのは今後、住宅会社を選ぶ上でのひとつのポイントとなっていくのではないでしょうか。