建てたあとまでずっと。自由度の高さが魅力の『木造軸組工法』
こんにちは、道北振興の笠原です。
道北振興では、昔ながらの木造軸組工法で家を建てています。
木造軸組工法の最大のメリット。それは、「自由度の高さ」。
たとえば、2×4(ツーバイフォー)に代表される枠組壁工法やハウスメーカーなどで生産されるプレハブ工法は、壁や床・天井などの「面」で建物を支えています。
それに対し、木造軸組工法は柱と梁で建物を支えるため、必要な耐力壁さえ確保しておけば、大開口を設けることも、スパンを広めにとることも可能。開放的な空間をつくりやすいのが特徴です。
リフォーム・リノベーションにおいても、この自由度の高さという利点が最大限に発揮されます。
将来的に家族構成やライフスタイルが変わったとき、リフォームやリノベーションを検討される方も多いでしょう。
しかし、枠組壁工法やプレハブ工法は先にお伝えしたように壁で建物を支えているため、安易な間取り変更には対応できないことが多いです。
その点、木造軸組工法なら柱と梁、耐力壁さえ残しておけば、内部の間取りは自由に変えることができます。
今は、家を「建てて壊す」のではなく、「長く大切に住まう」時代です。
家族構成やライフスタイルの変化にも対応できる可変性は、家を建てるうえで必須の条件ともいえるでしょう。
将来的に住み替えの必要が生じ、中古住宅として売り出すことになった場合でも、可変性の高さはプラスとなります。
そして、木造軸組工法の建物は鉄骨造や鉄筋コンクリート造、枠組壁工法の建物と比べて解体費用が安いのもメリットのひとつ。
年々高騰する解体費用。家を解体したくても解体できない、建て替えたくても建て替えられない人は、増える一方です。
空き家問題が世間を騒がせている昨今、長い目でみると「解体しやすい」ということも、家づくりにおける大切な要素のひとつではないでしょうか。