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写真:トリプルサッシだからできる、窓外側の結露とは?

スタッフブログ2024.09.09

トリプルサッシだからできる、窓外側の結露とは?

by 工藤

こんにちは、道北振興の工藤です。

断熱性能にもしっかりこだわった、道北振興の家。
→実はかなり暖かい、道北振興の家の断熱性能。(https://www.d-shinkou.co.jp/blog/staff/entry-21.html
本日は弊社で採用しているトリプルサッシのメリット・デメリットについてお伝えしてまいります。

トリプルサッシとは、窓ガラスを三枚重ねたサッシのこと。
窓ガラスを二枚重ねたペアサッシはすっかり一般的になりましたが、トリプルサッシを採用している会社はまだまだ多くはありません。
トリプルサッシを採用するメリットといえば、言うまでもなく断熱性の高さ。


ガラスが三枚重なっているということは、アルゴンガスを封入した層が二層あるということ。熱伝導率の低いアルゴンガスの層が重なることで、ペアガラスに比べてもはるかに断熱性がUPします。

ところで、トリプルサッシは外側に結露するという話を聞いたことがありますか?
結露というと、一般的にはサッシの内側というイメージがありますよね。
結露は暖かい空気が冷やされ、飽和水蒸気量を超えることで発生します。普通のサッシの場合は、暖房で暖まった窓表面が外気で冷やされることで室内側に結露が起こります。
しかし、トリプルサッシは二重の空気層で守られているため、室内側のガラスが外気に冷やされるということがありません。
その分、窓の外側が冷やされ続け、屋外の水蒸気が凝結してガラスの外側に結露ができるというわけです。


つまり、サッシの外側に結露するというのは、気密性・断熱性という観点からみると非常によい傾向なのです。

トリプルサッシには、とくにデメリットといえるものはありませんが、ペアガラスのサッシに比べると、「ちょっと重い」とは聞いたことがあります。
「暗いらしい」という話も聞いたことがありますが、これも並べて比較しないとわからない程度の違いでしょう。
それでも気になるという方は、ぜひモデルハウスや見学会でお確かめください。