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写真:坪単価に含まれる費用、含まれない費用

スタッフブログ2024.02.23

坪単価に含まれる費用、含まれない費用

by 見角

こんにちは、道北振興の見角です。

家づくりにかかる費用の目安として、“坪単価”がありますね。
しかし、実際には“坪単価”が何を表す金額なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。

坪単価というのは多くの場合、建物の“本体工事費”を坪数で割った金額を表しています。
建築費は大きく“本体工事費”と“付帯工事費”に分けることができ、“本体工事費”とは基礎・柱・梁などの構造や内外装仕上げ、設備工事にかかる費用のこと。
“付帯工事費”は、解体工事や地盤改良工事、敷地内への給排水・ガス・電気の配管や配線を引き込む工事など。



“付帯工事費”を坪単価に含まない理由として、敷地の現況によって金額が大幅に変わるという点が挙げられます。
また、標準品がある程度決まっている場合には、それ以外の仕様を選択することでグレードアップの費用が発生しますし、造作家具や外構工事など「どこまでやるか」によって金額が上下しやすい部分についても、“付帯工事費”扱いとなっている場合がほとんどです。

そのため、「坪単価が60万円だから、40坪の家なら2,400万円だな」という具合に、住宅会社から聞いた坪単価を基準に予算を設定してしまうと、あとから大幅に予算オーバーということになってしまうのです。

そもそも坪単価には明確な定義がなく、考え方は各社さまざまです。
家づくりにかかる費用は坪単価だけで判断するのではなく、坪単価に含まれない費用も含めて、きちんと住宅会社で資金計画をしてもらうようにしてください。